トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~
2026年夏、アメリカを代表するマルチメディアアートのパイオニア、トニー・アウスラーによる日本初の大規模個展を開催!
トニー・アウスラー(1957年-)は、映像、彫刻、音、光、言葉を組み合わせた不可思議な没入型インスタレーションで知られるアーティストです。今では広く見ることのできるプロジェクションマッピングといった、立体物に映像を投影する表現スタイルを切り開いたパイオニアとして高い評価を得ています。
本展では、現代美術家のジム・ショーも参加した初期作品《プライベート》(1993-1997年)や《スペキュラー》(2021年)などの主要作を通覧できるほか、構想から四半世紀を超えて作品化される未発表作、そして本展のためのサイトスペシフィックな最新作を発表します。
1. 代表作が一堂に会する日本初の大規模個展
初期から現在までの代表作に加え、本展のための新作など約50点の作品を紹介。出展作品の約半数が、日本初公開です。
2.デヴィッド・ボウイとの共作が世界初公開
世界的音楽家デヴィッド・ボウイおよび作曲家グレン・ブランカと2000年から共同で制作を開始していた《空(くう)》(2000年)を、本展で初めて作品化し初公開します。
3.天井高15mの大空間に本展のための新作登場
TOKYO NODEの天井高15mに及ぶドーム型のギャラリースペースを活かしたサイトスペシフィックな大型の新作《キメラ》(2026年)を制作中。
《スペキュラー》
暗闇の中に浮かぶ大小さまざまな「眼」の玉のインスタレーション。鑑賞者は巨大な「眼」の群れに囲まれ、「覗き見ること」と「見られること」が循環する体験を通じて自らの主体性を問われます。アウスラーにとって「眼」は、私たちがイメージを消費し続ける飽くなき欲求の象徴。視覚情報の氾濫と人間の尽きない好奇心の関係性を、暗闇の中で鋭く浮き彫りにしています。
《空(くう)》(東京版)
伝説のロックスター、デヴィッド・ボウイの語りと、作曲家グレン・ブランカの音楽、アウスラーの詩的テキストが融合した作品です。映像自体は1999年-2000年に撮影されたものですが、一つの完成したインスタレーションとして今回TOKYO NODEで世界初公開されます。伝説的な表現者たちの感性が重なり合い、時を超えて新たな生命を吹き込まれた幻想的な世界が今ここに出現します。
《キメラ》
TOKYO NODEの天井高15mのドーム空間を活かしたサイトスペシフィックな大型新作です。未確認生物や都市伝説の資料を基に、多様な「キメラ」が虎ノ門の上空に出現。光る樹木や空中を漂う異質同体の存在が、現実と想像、科学と神話が交錯する生態系を形成します。没入型の空間の中で、人間の想像力が生み出す生命像と知覚の拡張を体感できる作品です。
《ロック2、4、6》
心理学実験に着想を得た野心的なインスタレーション。多種多様な平面に投影された映像の中を移動し、キャラクターたちの声を耳にすることで、鑑賞者がどのように認知し、またそれを誤解するのかといった「意識」の形成を体感します。バラバラな情報の断片から脳はどのように世界を組み立てるのか。視覚と聴覚のズレを通じて、人間が物事を認識する仕組みの深層を鋭く探求する作品です。
《計り知れないもの》
作家の家族の実話に基づき、超常現象を巡る物語を描く大作。コナン・ドイルや脱出王フーディーニ、霊媒師マージャリーらの役を多彩なキャストが演じます。19世紀の視覚トリック「ペッパーズ・ゴースト」を現代的に解釈した3D映像により、幽霊のように実体のない像が目前に浮遊。信じることと見ることの境界を、物語と最新の映像技術を用いて幻想的に描き出します。
《カリカチュア》
作家が日本の「たまごっち」に着想を得たと語る本作は、絶えず表情を変え、ささやき声を発することで、デジタル生命体のように立ち現れます。愛らしさと不気味さが同居する存在は、テクノロジーと感情、身体の境界を揺さぶります。人工物に「心」を感じてしまう現代特有の感覚を、ユーモアと毒を交えて浮き彫りにします。
SPECIAL TALK SHOW
開幕記念トークショー。アウスラーをはじめ、メディアアートに精通する美術批評家の畠中実、OMAのNY代表でTOKYO NODEを担当した建築家の重松象平、本展担当キュレーターのアリス・ニェン=プー・コーと豪華ラインナップで本展を深掘り。
※先着による申込制
GALLERY TOUR
本展を担当した日米のキュレーターをはじめ、本展スタッフによるギャラリーツアーを定期開催。ギャラリースタッフとともに会場をめぐることで、作品の背景にあるストーリーや展示に込められ想いを紐解くことで、本展をより深く理解いただくためのプログラムです。
※事前申込不要
Tony Oursler
1957年、アメリカ・ニューヨーク生まれ、在住。1980年代から、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター(パリ)など数多くの国際的な美術館で個展を開催し、作品も収蔵されている。近年の主な個展に、2022年「Tony Oursler: Anomalous」フォト・エリゼ(ローザンヌ、スイス)、2021年「Tony Oursler: Black Box」高雄市立美術館(台湾)などがある。
2026年7月3日(金)~9月27日(日)
10:00-19:00(金土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
※会期、開館日、開館時間などは変更になる場合がございます。最新の情報は本サイトにてご確認ください。
TOKYO NODE GALLERY A/B/C
一般:2,400円
大学生・専門学校生:1400円
中学生・高校生:800円
※消費税込
※学生は学生証・身分証明書をお持ちください
※介助者1名まで無料で同伴可
オンラインチケットサイトよりご購入ください。
TOKYO NODE
椿 玲子(TOKYO NODE)、アリス・ニェン=プー・コー(インデペンデント・キュレーター)
SCAI THE BATHHOUSE、Lisson、Lehmann Maupin
TOKYO MX
(一般)TOKYO NODE インフォメーション 03-6433-8200(11:00~18:00)
(メディア)「トニー・アウスラー」広報事務局(株式会社OHANA内)〔tony-oursler[at] ohanapr.co.jp〕
プレスリリースは[こちら]
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